2025年度 京都第2期 開催概要(開講期間・会場等)は下記の通りです。
出願方法については、「受講申込」ページをご覧ください。

開講期間: 2025年11月29日(土)〜2月14日(土)(全10日間)
      +オープン講座(補講)2月15日(日)
会  場: 京都大学 杉浦地域医療研究センター 杉浦ホール、他
定  員: 20名程度
出願期間: 2025年6月13日(金)〜10月31日(金)※特待生出願締切りは8月31日(日)まで

スケジュール

日程区分担当講師講座タイトル・講座内容会場
11月 29日(土) 演習1
10:00-13:00            
蓮行 
(京都大学経営管理大学院特定准教授、劇団衛星)                    
『コミュニケーションデザインの観点から、時空とキャストを俯瞰する(1)』
「コミュニケーションデザイン」の考えかたをおさらいし、「今、世界はどうなっていて、自分は何をするべきなのか?」について、自分を含めた時空とキャストを俯瞰する。その上で、「現在あるリソースと、これから生成される(未知のものを含む)リソースを、どう最適に活用するか」というプランニングについて、アクティビティを用いて「頭でっかちになり過ぎず」にチャレンジする。
杉浦ホール              
 
演習2
14:00-17:00
森山 一行
(森山一行公認会計士事務所代表)                         
『数字が動かす組織の対話 ― 会計数値を使ったコミュニケーションデザイン』
事業を持続的に進める上で、財務会計・管理会計といった会計ツールは欠かせません。会計数値は、組織内の対話を支える共通言語でもあります。本講座では、会計の基本的な見方・考え方を踏まえながら、数字を用いることで議論がどのように具体化されるのか、また、組織内に生じる「綱引き」を業績評価の方法によってどのように調整できるのかを、ワークを通じて体感的に学びます。会計というツールを使って、組織やプロジェクトのコミュニケーションをいかに支援できるか、その活用可能性を探ります。
杉浦ホール  

12月6日(土)                
演習3
10:00-13:00
上田 假奈代
(詩人)
『「であいと表現の場」って、なんなん? それは食べれるの?』
ゲストハウスとカフェと庭「釜ヶ崎芸術大学」という場所のことを説明するのは難しい。大阪市西成区、通称釜ヶ崎で、365日開いて、いろんな人が出会って、表現して、お互いの人生が影響し合う。20年つづくカオスな場所を、詩人はどのような道をたどり、いまはどのように運営しているのか、参加者のみなさんと考察を深めながら、ココルームで行っている表現のワークショップを体験する。
杉浦ホール
研修1
14:00-17:00
吉田 耕一
(ビッグイシュー大阪事務所長)
『人はなぜホームレスになるのか?~ビッグイシューの取り組みと販売者が語る半生~』
ビッグイシューとはホームレスや貧困状態の人に雑誌を販売する仕事をつくり、自立を応援する事業です。今回はその活動やビッグイシュー基金との連携、販売者からは自分の人生やホームレスになった「その時」を語ります。
杉浦ホール
12月13日(土)演習4
10:00-13:00
あごう さとし
(劇作家・演出家・THEATRE E9 KYOTO芸術監督)
『芸術と劇場と都市ー危機からの創造』
2019年京都市東九条に開館した小劇場「THEATRE E9 KYOTO」と、東九条地域のまちづくりを事例に、芸術と社会の新たな関係性を考える。
       杉浦ホール
研修2
14:00-17:00
丸本 瑞葉
(株式会社SciEmo 代表取締役 / CEO)
『Emotion Driven – 人々の共感を重視する新規事業創出方法論』
教科書で示されている新規事業創出方法論を用いて実際に新規事業創出を実践しても、事業化に至らないケースは多々存在する。
本演習では、実際の使用者の感情を捉えるアイディエーション、プロトタイプ開発、感情優位な議論への誘導からなる新しい新規事業創出方法論を学び、体験する。企業がもつ具体的なケースに即して新規事業の立ち上げプロセスを体験する。
杉浦ホール
12月20日(土)研修3
10:00-13:00
宇野 明香
(NPO法人happiness、京都市里親会 理事)
『つながりが進化するhappinessの現場から〜循環型のまちづくりを考える〜』
2016年、子どもや親がlやすらげる場所「happiness子ども食堂」の運営をスタート。その後、孤立している高齢者むけの居場所「ハピネスカフェ」、家に帰れない少女の安全な居場所「ハピネスハウス」の開設、運営に取り組む。
「みんなの居場所を作りたい」という思いからつながりが進化していく「happiness」の現場を事例に、循環型のまちづくりについて議論する。 ※本講義は、まちライブラリーを併設したコミュニティカフェ and happiness. にて開講いたします。
and happiness.
実習1
14:00-17:00
蓮行 
(京都大学経営管理大学院特定准教授、劇団衛星)
ー実践のための準備ー and happiness.
12月27日(土)演習5
10:00-13:00
谷口 忠大
(京都大学大学院情報学研究科教授、一般社団法人ビブリオバトル協会代表)
コミュニケーション場のメカニズムデザインの理論と実践~人々の知を活かす、共創的な場作りに向けて~』
ビブリオバトルやパーラメンタリーディベート、ブレインストーミング、発話件取引というコミュニケーション場を動かす「仕組み」はコミュニケーション場のメカニズムと見なすことができる。人々の自律分散的な意思決定の場としてコミュニケーションの場を捉え、仕組みを作ることでよりよいコミュニケーションの場を作るコミュニケーション場のメカニズムデザインについてその理論と実践について紹介する。
杉浦ホール
演習6
14:00-17:00
渡辺 貴裕
(東京学芸大学教職大学院准教授)
『リフレクションと対話』
実践から学びを引き出すものとして「リフレクション」(省察)が各分野で注目を集めている。が、しばしばそれが、「PDCAサイクル」における達成状況チェック的なもの、あるいは、個人の頭の中で完結するものと誤解されてしまっている。そうではない本来のリフレクションの可能性を、教育分野での事例の紹介やワークを通して考える。
杉浦ホール
1月17日(土)演習7
10:00-13:00
谷 亮治
(京都市役所 まちづくり協働コーディネーター、大学講師)
『”どろくさい”まちづくりの現場から学ぶコミュニケーションデザイン 』
住民参加のまちづくりにおける重要なステークホルダーとして、地域団体の存在があります。地域団体には、特有の秩序や規範があり、ここを踏まえないとまちづくり活動者の発言や行動の意図をうまく把握できません。ではこれをどのように把握するのか、そしてどう実際のコミュニケーションデザインに生かすのか。まちづくりの歴史や、具体的なエピソードをもとに検討する。
杉浦ホール
演習8
14:00-17:00
吉田 絵理子
(川崎協同病院 総合診療科 科長))
『性の多様性から考える、価値観が関わるテーマについての学びの場作り』
LGBTQの人々は約3~9%程度と報告されており、50人集まれば当事者性のある人が数人いると推測される。しかし、性的指向や性自認は外からは見えない。また性の多様性に関しての価値観は多様である。当事者性、感受性、価値観の異なる人達が集まる場で、それぞれに学べることを提供しつつ、安全な学びの場をどう設計するかについて考えたい。
杉浦ホール
1月24日(土)演習9
10:00-13:00

渡邉 文隆
(京都大学成長戦略本部 特定准教授)
『寄付を募る仕事「ファンドレイザー」になってみよう!』
人にお金をあげることで、自分も嬉しくなる寄付。ビジョンを掲げて熱意を持って伝えることで、元手ゼロから組織をつくりあげてしまう寄付。「儲からないけど大事なこと」を実現するために、寄付募集(ファンドレイジング)は有力な選択肢です。本演習では、寄付に関する研究を参照しつつ、寄付を募る仕事「ファンドレイザー」になりきって、そのスキルの一端を身につけていただきます。
杉浦ホール
演習10
14:00-17:00
蓮行 
(京都大学経営管理大学院特定准教授、劇団衛星)
『コミュニケーションデザインの観点から、時空とキャストを俯瞰する(2)』
「コミュニケーションデザイン」の考えかたをおさらいし、「今、世界はどうなっていて、自分は何をするべきなのか?」について、自分を含めた時空とキャストを俯瞰する。その上で、「現在あるリソースと、これから生成される(未知のものを含む)リソースを、どう最適に活用するか」というプランニングについて、アクティビティを用いて「頭でっかちになり過ぎず」にチャレンジする。
杉浦ホール
1月31日(土)実習2
10:00-13:00
ー実践のための準備ー杉浦ホール
実習3
14:00-17:00
ー実践のための準備ー杉浦ホール
2月7日(土)              実習4
10:00-13:00
ー実践のための準備ー杉浦ホール
実習5
14:00-17:00
ー実践のための準備ー杉浦ホール
2月14日(土)実習6
10:00-13:00
蓮行
(京都大学経営管理大学院特定准教授、劇団衛星)
ー受講生による実践ー杉浦ホール
実習7
14:00-17:00
蓮行
(京都大学経営管理大学院特定准教授、劇団衛星) 
ー受講生による実践ー杉浦ホール
2月15日(日)エクストラ講座
10:00-13:00
蓮行
(京都大学経営管理大学院特定准教授、劇団衛星) 
コミュニケーションデザインの観点から、時空とキャストを俯瞰する(3)
「コミュニケーションデザイン」の考えかたをおさらいし、「今、世界はどうなっていて、自分は何をするべきなのか?」について、自分を含めた時空とキャストを俯瞰する。その上で、「現在あるリソースと、これから生成される(未知のものを含む)リソースを、どう最適に活用するか」というプランニングについて、アクティビティを用いて「頭でっかちになり過ぎず」にチャレンジする。
Collabo Earth E9 
エクストラ講座
14:00-17:00
小比類巻 大和
(RE:SML 縁じにあ
ワークショップデザイナー・ITコンサルタント)
「ふつうの向こう側にある、あなたと言葉の物語」
あなたにとっての「ふつう」は、誰かにとっての「違和感」かもしれない。言葉の意味を見直すことは、他者との関係性を見直すこと。このワークでは、自分の定義と言葉の責任を見つめ直し、言葉を通し、わかりあうことについて考えたいと思います。
Collabo Earth E9 

講師

蓮行 (れんぎょう)

京都大学経営管理大学院特定准教授、劇作家、演出家、俳優、劇団衛星代表

専門は演劇教育、コミュニケーションデザイン。「小劇場での演劇でしか絶対に表現できない舞台表現」を極めるべく、1995年に劇団衛星を設立。京都を拠点に、既存のホールのみならず、寺社仏閣・教会・廃工場等「劇場ではない場所」で公演を数多く行い、茶道劇「珠光の庵」や裁判劇「大陪審」などの代表作を全国で上演する。同時に、演劇の持つ社会教育力に着目し、そのポテンシャルを利用したワークショップ事業を多く手がける。並行して研究活動に取り組み「演劇のないところに演劇を送り込む」活動を幅広く展開している。

[著書]
蓮行,平田オリザ「演劇コミュニケーション学」日本文教出版,2016年
平田オリザ,蓮行「コミュニケーション力を引き出す:演劇ワークショップのすすめ」PHP新書,2009年
谷口忠大,石川竜一郎,中川智皓,蓮行,井之上直也,末長英里子,益井博史 (担当:分担執筆, 範囲:第4章 演劇ワークショップ──ロールプレイの空間を創る)「コミュニケーション場のメカニズムデザイン」 慶應義塾大学出版会, 2021年

森山一行(もりやま・かずゆき)

森山一行公認会計士事務所代表

京都大学文学部(美学美術史学)卒業
卒業後、精神保健福祉士資格を取得し、精神科ソーシャルワーカーとして精神科診療所及びNPO法人に勤務。

4年間の精神科領域での勤務後、妻に説得され一念発起し公認会計士受験。
公認会計士試験合格後は公認会計士・税理士の個人事務所に勤務。
会計監査(会社法・学校法人法)、中小企業会計・税務コンサルティング、中小企業再生コンサルティングに従事。

2019年4月より森山一行公認会計士事務所を設立。
現在の主要な業務内容は
・会計監査(金融商品取引法・会社法・医療法・労働組合法)
・中小企業会計・税務コンサルティング
・中小企業再生・経営改善コンサルティング

また、資格の学校TACの公認会計士講座にて公認会計士を志す人たちへの受験指導に従事。

上田假奈代(うえだ・かなよ)

詩人

1969年・吉野生まれ。3歳より詩作、17歳から朗読をはじめ、18歳から京大西部講堂に出入りし、今から思えばアーツマネジメントを学ぶ。「下心プロジェクト」を立ち上げ、ワークショップなどの企画、場作りを開始。2001年「詩業家宣言・ことばを人生の味方に」と活動する。
2003年、大阪・新世界で喫茶店のふりをしたアートNPO「ココルーム」を立ち上げ、2012年に開講した「釜ヶ崎芸術大学」はヨコハマトリエンナーレ2014に参加。
2016年ゲストハウス開設。釜ヶ崎のおじさんたちとの井戸掘りなど、あの手この手で地域との協働をはかる。
大阪公立大学都市科学・防災研究センター研究員、NPO法人こえとことばとこころの部屋(ココルーム)代表理事。堺アーツカウンシル プログラム・ディレクター。大手前大学非常勤。著書「釜ヶ崎で表現の場をつくる喫茶店、ココルーム)フィルムアート社

吉田 耕一(よしだ こういち)

有限会社ビッグイシュー日本大阪事務所長・販売担当

1979年大阪府高槻市生まれ。関西学院大学文学部卒業。大学卒業後、インド・コルカタ(カルカッタ)にあるマザーテレサの施設でボランティア活動を行う。ボランティアで様々な刺激を受け、帰国後、たまたま大阪の路上で見かけたビッグイシュー販売者のことを友人から教えてもらい、ビジネスの手法で社会問題の解決に挑戦する社会的企業に興味を持つ。その後、ビッグイシューのボランティアを経て、2005年より販売サポートスタッフとして就職。社会的排除・孤立の最たる状態であるホームレス問題からみんなが活き活きできる社会を考えながら販売者の日々のサポート、イベント企画、講演活動などを行う。現在は大阪事務所長を兼務し、事務所運営などを行う。

あごう さとし

 劇作家・演出家・THEATRE E9 KYOTO芸術監督

「演劇の複製性」「純粋言語」を主題に、有人・無人の演劇作品を制作する。
2014年9月-2017年8月アトリエ劇研ディレクター。2018年、美術家森村泰昌の一人芝居を演出し、ポンピドゥーセンターメス(仏)、ジャパンソサイエティ(米)にて上演。
2017年1月、(一社)アーツシード京都を大蔵狂言方茂山あきら、美術作家やなぎみわらと立ち上げ、2019年6月にTHEATRE E9 KYOTOを設立・運営する。
2021年上演のオペラ「ロミオがジュリエット」(太田真紀&山田岳主宰 作曲:足立智美)を演出し令和3年度文化庁芸術祭賞大賞とサントリー芸術財団第21回佐治敬三賞の両賞を受賞。

丸本 瑞葉 (まるもと みずは)

株式会社SciEmo 代表取締役 / CEO

関西大学商学部卒、京都大学経営管理大学院修了。メーカーにてITソリューションの企画開発やM&Aなどの事業開発に従事。京都大学で新規事業創出方法論を専門に研究し、感情を重視した新規事業創出方法論を開発する。MBA取得後、株式会社SciEmoを設立。新規事業創出サポート、ブランディング、新規事業ワークショップをサービス提供しながら、自社でもクローズドSNSサービスやITソリューション・プロダクトを新規開発・販売している。

宇野 明香(うの さやか)

NPO法人happiness、京都市里親会 理事

2016年より京都市南区にてハピネス子ども食堂を立ち上げる。以来年間延べ利用者数は5500名に登る。2019年からはコミュニティカフェをオープン。地域のシニアクラブと協働し高齢者の居場所づくりにも取り組み、またひきこもり状態にある人々の就労支援の受け入れも実施。2022年には女性用シェルターを民間の資金を活用しスタート。同年、子ども食堂の認知度向上を目指したイベント「西寺公園秋祭り」を開催。地域、企業、行政を巻き込み、子育て世帯をはじめとした約3000人を超える来場者を記録。

谷口 忠大(たにぐち ただひろ)

京都大学大学院情報学研究科教授、一般社団法人ビブリオバトル協会代表

2006年京都大学工学研究科博士課程修了。博士(工学・京都大学)。2005年より日本学術振興会特別研究員(DC2)、2006年より同(PD)。2008年より立命館大学情報理工学部助教、2010年より同准教授。2015年より2016年までImperial College London客員准教授。
2017年より立命館大学情報理工学部教授。2024年より現職。知的書評合戦ビブリオバトル発案者。コミュニケーション場のメカニズムデザインの理論を構築。記号創発ロボティクスを核としたAI・ロボティクスの研究者。広く「人を系に含んだ創発システム」が対象。

[著書]
谷口忠大「賀茂川コミュニケーション塾ービブリオバトルから人工知能まで」世界思想社(2019)
谷口忠大「イラストで学ぶ 人工知能概論 改訂第2版」講談社(2020)
谷口忠大、石川竜一郎ほか「コミュニケーション場のメカニズムデザイン」 慶應義塾大学出版会 (2021)
谷口忠大「ビブリオバトル 本を知り人を知る書評ゲーム」文藝春秋(2013)

渡辺 貴裕 (わたなべ たかひろ)

東京学芸大学教職大学院准教授

専門は教育方法学、教師教育学。京都大学大学院教育学研究科博士後期課程満期退学。演劇的手法を用いた学習の可能性を現場の教員と共に探究する「学びの空間研究会」を主宰。演劇教育・ドラマ教育関連の業績に関して、日本演劇教育連盟より演劇教育賞、全国大学国語教育学会より優秀論文賞、日本教育方法学会より研究奨励賞を受賞。授業や模擬授業の「対話型検討会」の取り組みなど教師教育分野でも活躍。

著書として『なってみる学び ―演劇的手法で変わる授業と学校』(共著、時事通信出版局)、『小学校の模擬授業とリフレクションで学ぶ 授業づくりの考え方』(単著、くろしお出版)、『流行に踊る日本の教育』(共著、東洋館出版社)、『〈教師〉になる劇場』(共著、フィルムアート社)など。

谷 亮治(たに りょうじ)


京都市役所 まちづくり協働コーディネーター、大学講師

1980年大阪生まれ。博士(社会学)。専門社会調査士。京都市まちづくりアドバイザーのほか、劇団「ぬるり組合」作家、演出家。谷町町内会会長。
大学在学中より、住民参加のまちづくりの実践と研究に携わる。大学院で研究を続ける傍ら、2006年よりまちづくりNPO法人の事務局として京都市の公共施設の委託運営の現場で実務経験を積む。2011年より現職。
主な著作に、『モテるまちづくり−まちづくりに疲れた人へ。』(まち飯叢書、2014)がある。本書の出版に合わせ、2014年から、各地の本書に関心を持つ方と語り合う読書会「モテまち読書会」ツアーを実施。2017年4月時点で55箇所延べおよそ1500名の実践者と語り合ってきた。その読書会ツアーで得られたフィードバックを元に、『純粋でポップな限界のまちづくり−モテるまちづくり2』(まち飯叢書、2017)を出版。
近著に『世界で一番親切なまちとあなたの参考文献』(まち飯叢書、2020)、『まちづくりにおける「対話型市民参加」政策の見た夢と到達点』(東信堂、2024)、『私たちは「しがらみ」たいのか?‐「私発協働」とまちづくりプラットフォーム時代のコミュニティ』(東信堂、2025)がある。

吉田 絵理子 (よしだ えりこ)

川崎医療生活協同組合 川崎協同病院 総合診療科 科長
一般社団法人にじいろドクターズ 理事、東京慈恵会医科大学 臨床疫学研究部 訪問研究員
全日本民主医療機関連合会 人権と倫理センター SOGIEコミュニティ

2018年にバイセクシュルかつXジェンダーであることを公表し、LGBTQ当事者医師としての活動を開始した。2021年にはプライマリ・ケアに従事する医師5名で一般社団法人にじいろドクターズを設立し、理事として主に医療関係者を対象にLGBTQの人々のケアに関する講演活動やワークショップ等を行っている。日本プライマリ・ケア連合学会DE&I推進委員会、日本医学教育学会EDI推進委員会の委員を務め、自身の医療機関が所属する全日本民医連では新たにSOGIEコミュニティを創設し、全国どこででも、どんなセクシュアリティの人でも安心して医療にアクセスできるよう啓発を進めている。

[著書]
2022年刊行 南山堂 『医療者のためのLGBTQ講座』 吉田絵理子総編集
2024年刊行 日本看護協会出版会『LGBTQ+医療現場での実践Q&A』武田裕子・吉田絵理子・宮田瑠珂編著

渡邉文隆(わたなべ ふみたか)


京都大学 成長戦略本部 特定准教授

中学3年時に父親を亡くし、あしなが育英会の奨学生として高校・大学に進学。大学時代には劇団Yiesに参加、劇団ケッペキや劇団衛星に対抗意識を燃やして過ごす。在学中2度休学し、ブラジルではHIV陽性者の相互扶助団体で、ウガンダではエイズ孤児支援団体で活動。卒業後、環境ビジネスのアミタ株式会社に勤務の傍ら、デジタルハリウッド大学大学院で修士号を取得。子どもの病気を機に、2013年から京都大学iPS細胞研究所に転職、寄付募集に従事。2020年から(公財)京都大学iPS細胞研究財団に転籍、職務の傍ら京都大学経営管理大学院で研究。2023年に博士号(経営科学)取得。現在、京都大学成長戦略本部特定准教授。同大学Beyond 2050 社会的共通資本研究部門を兼務。『寄付白書2021』や『日本の寄付を科学する 利他のアカデミア入門』の執筆に参加。