レポート|「お茶の間」人生会議@京都大学(2025/10/21)


2025年10月21日、京都大学にて「お茶の間『人生会議』@京都大学」が開催されました。学生を中心に多様な参加者が集まり、アドバンス・ケア・プランニング(ACP)をテーマに、演劇を用いた体験型プログラムが行われました。以下に当日の様子を報告いたします。

本企画では、蓮行特定准教授(経営管理大学院)がファシリテーションを担当しました。

蓮行先生による、アドバンス・ケア・プランニング(ACP)の紹介のち、導入パートとして短編の演劇作品が上演されました。取り上げられた場面は、家族の間で「ACPの話題を切り出したいが、つい先延ばしになってしまう」という、日常生活に起こりうる状況です。俳優による演技が展開され、参加者は登場人物の戸惑いや葛藤を、自分の生活に照らし合わせながら鑑賞しました。

その後は、参加者全員がワークに加わる即興演劇ワークショップを行いました。ロールプレイを通じて「切り出す側」「切り出される側」など、複数の視点から状況を捉える体験を共有しました。「お茶の間」のような話しやすい雰囲気の中で、参加者の間にACPについての対話が生まれていきました。

議論の中では、ACPに限らず、家族や友人とのコミュニケーションにおける難しさや、価値観の違いがどのように現れるのかについても話題が広がりました。また、「話し合いのハードルがどこにあるのか」「どの瞬間に迷いが生まれるのか」といった点を、参加者それぞれが自分ごととして考える姿が見られました。

演劇という表現方法を通じて、普段は向き合うのが難しいテーマを「日常の延長線」に置き換えて考える場になったことが、本企画の大きな特徴といえます。ACPを“特別な話題”として扱うのではなく、「いつかではなく、今から話してみること」の意味を共有するきっかけが生まれました。

今後も継続的な取り組みを通じて、参加者が自分の価値観や生き方について考える機会を育んでいければと思います。

以上、「お茶の間『人生会議』@京都大学」の開催報告でした。参加者の皆様、そして関係者の皆様に深く感謝申し上げます。